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浮気をさせないポイント

遠の恋の悩み、浮気――。恋人に浮気をされないためにはどうしたらいいのか。「ゆうメンタルクリニック」総院長で、精神科医・心理研究家のゆうきゆうさんに聞いた。

浮気させないためには?
恋愛でも結婚でも、一人の相手と、ずっと一緒にいることによって、多かれ少なかれ、絶対に「慣れ」が生じます。例えば最初の頃、あなたが料理を作ったら、大喜びをしてくれた。あなたが仕事で成功したことを話したら、自分のことのように喜んでくれた。褒め言葉、口説き文句、プレゼント……。そんな一つ一つに、大きな反応があったはず。
しかし「慣れ」と同時に、相手の反応が、どんどん同じになっていきます。互いに刺激に慣れ、感動が薄れているため、ある意味それはしょうがないかもしれません。これがマイナスのスパイラルになり、どんどん退屈になっていくのです。実際に、光・音・触覚など、人の刺激をすべて遮断して寝かせておくと、どんな人でも、1日で音を上げるものです。
これがずっと続いていたら、誰でも疲れ切ってしまうでしょう。特に刺激になれることで、相手から自分を評価する言葉さえなくなった場合は悲劇。「自分って、どんな人間なんだろう……」という不安を抱えて、仕方なくなってしまいます。ここで新しい異性が現れたらどうでしょうか。
男性でも女性でも、新しい相手に褒められ、笑ってもらい、何より異性として受け入れられることは、自分の魅力の再確認にもつながります。その気持ちから、そのまま浮気に走ってしまう可能性もあるのです。この場合、バレたとき、浮気の理由として、「寂しかったから……」というセリフが使われることもあるでしょう。
これは男女共通の心理ですので、「男はバラまきたいから、浮気したんだ……」や、「女はよりいい男を求めるから、浮気しちゃったの……」という、片方の性にしか理解できない理由よりは、パートナーに受け入れてもらいやすいかもしれません。
それでは、「浮気をされない」ためには、どうすればいいのでしょうか?
浮気対策1 「疑わないこと」
まず、疑わないこと。「浮気してない!?」「ね、浮気してるんじゃない!?」というように相手を強く疑ったり、「昨日の夜は何をしてたの?」「どうして電話に出てくれなかったの?」というように浮気を強く疑う「調査」をしたりすることは、相手を疲れさせます。
特に「あなたを信じていない」というメッセージは、相手の「寂しさ」をより強めますので、正直、逆効果です。そこから逃げるために、浮気をする可能性もあります。特にそれこそ、「浮気をしていないのにもかかわらず、疑われるなんて……。だったら浮気しても同じじゃないか」と考えてしまう可能性もあります。百害あって一利なしなので注意してください。
浮気対策2 「反応が豊かであること」
次に大切なのは、相手の「慣れ」や「寂しさ」を埋めてあげること。相手がプレゼントをしてくれた。何か褒め言葉を言ってくれた。ひとつでも、うれしいことをしてくれた。そんなときに、全身で喜びを示しましょう。「ありがとう! すごくうれしい~!」こういえば、相手は、「あ、自分が必要とされている。自分の行動に意味がある」ということを再確認します。
例えばあなたが習い事をしていたとします。そのときに、最初は先生に褒めてもらっていたとして、途中から先生が何の反応もしてくれなくなったとしたら、どうでしょう。おそらく、どんどんそれがつまらなくなってきてしまうはずです。
反応があるからこそ、喜びは続くわけです。最初は、誰でもちょっとしたことに強く反応します。それこそ職場などで新しい女性が現れた場合、彼氏がその人のことを、ちょっと褒めることもあるでしょう。すると相手は大喜びするはずです。その反応に、彼氏も大喜び。「うちの彼女と違う……!」と思って、その相手にのめり込んでいく可能性もあります。それを防ぐためには、あなた自身の反応を、決して弱めていかないことです。
ちなみに、新しい相手と浮気したとしても、当然そちらの反応も、放っておけば弱まります。そのときに「あ、こっちの方がいいと思ったけど錯覚だった」と気がつき、その関係はすぐにうまくいかなくなるものです。よってまぁ、本気になることは少ないと思ってもいいでしょう。
浮気対策3 「"信じる人"を演じること」

もし浮気されても"信じる人"を演じる
そして万が一、すでに浮気をされた場合の対策です。このときに大切なのは、「相手のウソを、優しく信じてあげること」。それこそ「私は疑うことを知らず、何でも信じてしまう、無垢な乙女(青年)なんだ」とイメージしてください。こうイメージし、それを演じようと思うだけで、ずいぶん気持ちはラクになります。
「仕事が忙しいから会えない」
「今から会社の連中と飲むんだ」
「昨日はつい寝込んじゃって、電話出られなかった」
もし相手がこんなことを言ったとします。そしてあなたのセンサーが、「これはウソだ!」と思ったとしましょう。しかしその場合も、間違っても「ウソでしょ!?」なんて言ってはいけません。また、「そ、大変だね」なんて、皮肉っぽく話してもいけません。本気で「信じて」、なおかつ「心配する」ことが大切です。夜、相手の怪しい時間に、メールを入れてみてください。
「仕事の方、どうですか? 無理しないでくださいね」
「飲み会、大変だね。あまり飲み過ぎないでね」
「寝込んじゃったんだ……。仕事、あまり根詰めないでね」
もし相手が本当に忙しいなら、当然のごとくうれしいメールになるはず。そして万が一相手が浮気をしていた場合、良心がキリキリ痛むはず。
加えて、やはりその人の気持ちにも慣れがあります。それこそ新しい相手とデートをしたとしても、その時間フルに相手を好きなわけではないでしょう。「……ん? やっぱなんか違う……」と思った瞬間に、そんな気遣いのメールを見る。そのときに、「やっぱり自分には、この人しかいない……」と思い、気持ちを強くあなたのもとに戻してくれるはずです。どうか覚えておいてくださいね。
(マイナビニュースより引用)

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